女性にとって「装う」ことは心の栄養になります。
たとえ80歳、90歳になってもそれは変わりません。
着心地がよくて、おしゃれな服に身を包めば、
ぱっと顔が華やいで大きな笑顔が広がる。
そんな「装うトキメキ」をお母さまに届けませんか。
FUKUFUKU-YAは願います。
母たちには、いつまでも輝きを失わず、
おしゃれを楽しむチャーミングな女性でいてほしいと。
ずっと愛され続けたオードリー・ヘプバーンのように。
ご試着を希望される商品2点をお届けいたします。
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何歳になっても装いたい気持ちが衰えることはありません。口紅1本で生き生きとしてくるのです。新しい素敵な服をまとえば、心に、顔に光がさして人前に出るのが楽しみになり、「おしゃれね」とほめられれば嬉しくて、また出かけようと元気になる。そんな姿を見ると、家族も嬉しくなる。おしゃれは自信を蘇らせ、周囲とつながっていくための大切なツールです。家族を、暮らしを支え年齢を刻んできた女性が晴れやかに社会と関わりながら暮らすーそのきっかけとなるのが服であり、高齢母にこそ服が持つ力が必要だとFUKUFUKU-YAは考えます。
デパート、商店街、通販サイト。思うような品は見つかりませんでした。どうにか“まあまあの服”を探して届けると、母は「ありがとう」と笑顔で受け取りはするものの、後に施設のスタッフから、こんな話を聞かされたのです。「お母さんは届けられた服を着ることなく、分からないようにハサミで小さく切ってしまい、新聞紙に包んでそっと捨てていらっしゃいますよ」ショックでした。気に入ってもらえるかしらと服を届けた私も、わくわく心待ちにしていた母も、それぞれが期待外れの結果に言葉を飲み込んだまま切ない想いをするーそんなことを繰り返していたのです。
周囲に聞くと、母の服を用意する立場の50〜60代女性の多くが同様の悩みを抱えていました。日常の中に楽しみを見つけることが激減してしまった母から、装う楽しみまで奪うのは娘として本当につらいことです。悩ましい時間の中、見えてきたのは母たちの内に大切にしまわれている”乙女ゴコロ”でした。ピンクが好き、小花柄が好き、かわいいものが好き。「乙女なの」高齢母を持つ友人たちは口をそろえました。
私に何ができるか……見えた気がしました。
着たい服がなくて、一番困っていたのは高齢母自身でした。乙女ゴコロを持ちながら、それを口に出せず、装うことで得られる心の充足感を手放している高齢母たち。80代、90代母たちにきちんと向き合い、細やかなディティールにこだわり仕立てた着心地のいい服なら、きっと喜んでもらえるはず。お気に入りの一枚で身だしなみを整え、張りのある暮らしを続けてほしい。高齢母たちに贈るブランドを立ち上げよう! 心は決まりました。
母を笑顔にする服を作ろう。コンセプトは決まっていました。そして始まった商品作り。高齢母を見守る娘世代に話を聞き、作るのは、体温調節と体型カバーのために真夏でも高齢女性の必需品になっている「羽織もの」にしました。デザインは友人のスタイリストに相談。しかし一番大切なのは、母たち自身の声にしっかり耳を傾けることです。サンプルを作っては試着会、手直し、また試着会。70代後半から90代女性のべ20名に試着をお願いし、着心地を確かめ、基本モデルが出来上がるまでに5回サンプル作りを繰り返しました。こうして、たくさんの方たちの力を借りながら、「FUKUFUKU-YA」の「羽織もの」は誕生しました。